ブリヂストンは6月2日、トヨタ自動車より「技術開発賞」および「原価改善 優秀賞」を受賞したと発表した。

技術開発賞は、革新的な技術でものづくりを推進したサプライヤーに授与される賞。また原価改善分野における同社の取り組み姿勢と実績も評価され、「原価改善 優秀賞」も受賞した。

ブリヂストンはこれまでに培ってきたタイヤ製造のノウハウや知見を最大限に活用し、同社独自のICTにセンサーと人工知能(AI)を組み合わせることで自動制御を実現した、最新鋭タイヤ成型システム「EXAMATION」を2016年に開発。タイヤの成型工程を自動化することで、コスト競争力の確保と高性能なタイヤの提供を両立し、同システムで製造したタイヤをトヨタ自動車に納入している。

今回の技術開発賞の受賞は、画期的な技術を通じた同社の取り組みが、トヨタ自動車が推進する「もっといいクルマづくり」に貢献していることを評価されたものだ。