ヤマハ YZF-R1(2020年モデル)《画像:ヤマハ発動機》

ヤマハ発動機が5月29日発表した2020年1-3月期(第1四半期)の連結決算は売上高が前年同期比7.8%減の3959億円、営業利益が同29.2%減の254億円と減収減益だった。

3月に新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の影響があり、ランドモビリティ事業、マリン事業の販売台数が減少した。二輪車の出荷台数は火山噴火のあったフィリピンや新排ガス規制による需要減少のあったインドのほかベトナム、北米などで低迷し、同10.0%減の112万3000台だった。マリン事業も新型コロナウイルスの影響で減収となった。

収益では、先進国二輪車事業の収益が改善したが、マリン事業やロボティクス事業を中心に減益となった。当期利益は同66.1%減の96億円だった。

通期業績見通しは未定としている。

また、2020年第2四半期末の配当については、市場環境の悪化していることから手元資金を確保するため、無配とする。前年同期は1株当たり45円の配当を実施した。