マルチスズキがインド全土の中古車販売ネットワークに導入した新型コロナウイルス対策の新たなガイドラインのイメージ《photo by Maruti Suzuki》

スズキのインド子会社のマルチスズキ(Maruti Suzuki)は5月26日、インド全土の中古車販売ネットワークに、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)対策の新たなガイドラインを導入した、と発表した。

マルチスズキがインド全土に展開する中古車販売ネットワークは、「True Value」と呼ばれる。インド全土のおよそ280の都市に、およそ570の店舗を擁している。マルチスズキはこの「True Value」に、新型コロナウイルス対策の新たなガイドラインを導入した。

True Valueでは、外出制限の影響により自由に来店できない顧客向けに、オンライン販売を採用する。物理的な接触を回避するために、専用アプリ、電子メール、電話、テレビ通話など、すべてのデジタル手段を使用して、顧客が希望する中古車の検索を支援する。運転免許証など、必要書類のやり取りも、オンラインで行う。

実店舗では、徹底した消毒を実施する。駐車場、商談エリア、展示場、登録デスク、アクセサリー展示エリアなどで顧客や従業員の安全性を確保するために、厳格なガイドラインが適用される。

また、試乗前にも、徹底的に消毒を行う。顧客の家を訪問するスタッフは、マスクの着用や社会的距離の維持、消毒などの安全基準に従う、としている。