戦略的提携に関する覚書を交わしたホンダとテンセント《photo by Honda》

ホンダ(Honda)の中国部門は5月18日、テンセント(騰訊控股)との間で、戦略的提携に関する覚書を交わした、と発表した。

テンセントは、中国に本拠を置くインターネット大手だ。1998年11月、中国深センに設立された。インターネットユーザーの利便性の向上を目指しており、イノベーションに投資し、インターネットのさらなる可能性を追求している。

ホンダの中国部門は、このテンセントとの間で、戦略的提携に関する覚書を交わした。テンセントが手がけている自動車向けアプリを、ホンダ車に搭載し、ユーザーの利便性を高めることを目指す。

ホンダは、テンセントの2種類のアプリを車載化する計画だ。ひとつのアプリは、チャットや高速道路の料金などの電子決済が可能なアプリ。もうひとつのアプリは、音声コマンドで音楽やニュースの配信、電子書籍の購入が可能なアプリだ。

ホンダの中国部門は、ホンダとテンセントはそれぞれの技術的利点を組み合わせて、ホンダ車の顧客のために、高品質のスマートな移動体験を創出していく、としている。