スズキ(Suzuki)のインド子会社のマルチスズキは5月6日、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)対策として、新しい安全・衛生基準を販売店に導入したうえで、営業を再開した、と発表した。
この新しい安全・衛生基準は、インド全土の1964都市の3086のディーラーネットワークに導入されたもの。すべての販売店において、安全や衛生、社会的距離に関する厳格な基準を導入する。顧客と従業員の安全のために、すべてのディーラーで消毒を徹底する。ショールームだけでなく、サービスワークショップも完全に消毒された。州政府の承認に基づいて、マルチスズキのディーラーは、営業を再開し、顧客への納車も再開させている。
マルチスズキの専門家チームによって開発された新型コロナウイルス対策では、顧客がディーラーに足を踏み入れてから、車両が最終的に納車されるまで、すべてのプロセスを科学的に検証した。安全で衛生的でウイルスのない環境を顧客に提供するために、適切な対策が講じられている。
試乗車については、ディーラーは顧客の最大の安全性を確保するために、試乗前に試乗車の完全消毒を実施する。また、ディーラーの営業マンは助手席ではなく、後席に座って試乗を行う。
顧客の家を訪問する全スタッフは、マスクの着用や消毒剤の携帯など、新しいガイドラインに従う。ショールームには、顧客が触れる場所に、消毒液が置かれている。すべての車は、納車前に消毒を行う、としている。
マルチスズキ、販売店が営業再開…新型コロナ対策の新しい安全・衛生基準を導入
2020年05月08日(金) 15時00分
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