(イメージ)《写真AC》

首都高速道路が明らかにした3月の通行台数は、1日あたり94万6629台だった。前年同月と比べると10万5000台/日、10.0%の減少となった。台数は、東日本大震災のあった2011年3月の94万8974台/日よりも少なく、3月としては近年最少となった。

通行台数は、首都高が公式サイトで公表している2009年4月以来の11年間(132か月間)で、3月として最少の数字だ。2番目は東日本大震災のあった2011年3月。

全期間を対象にした月別の順位では、下から24番目になる(最少は2018年1月の88万5012台/日)。ただし首都高では例年1、2、4、5月は通行台数が減るので、これらの月を除いた88か月では下から4番目(最少は2014年6月の93万6834台/日)となり、かなり悪い数値だ。

対前年比は全期間でワースト2で、ワーストは東日本大震災のあった2011年3月の80.9%。対前年比が95%未満だった月は5回しかなく、そのうち1回も震災の翌月、2011年4月の94.4%だ。

曜日別に対前年同月増減を見ると平日が87.9%、土日祝日が90.0%(いずれも日数調整済み)となっている。

2020年3月首都高速道路通行台数データ《資料 首都高》