ボルボカーズの主力車《photo by Volvo Cars》

ボルボカーズ(Volvo Cars)は4月23日、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染拡大の状況下において、オンライン新車販売の「ステイホームストア」を欧州で導入すると発表した。

世界の自動車販売は新型コロナウイルスの影響を大きく受けている。ヨーロッパのいくつかの国では、社会的距離(ソーシャルディスタンス)に関する厳格なガイドラインにより、通常どおりにディーラーで新車を購入することはできない。

そこでボルボカーズは、安全な方法で新車を購入したい顧客に向けて、ステイホームストアを導入する。現在、ドイツ、フランス、イタリアなど、ロックダウン状態にある国の顧客が、簡単に新車をオンラインで購入できるようになる。

ステイホームストアでは、ボルボカーズのオンライン販売ツールを活用し、ディーラーの営業スタッフに会うことなく、新車購入の手続きが行える。現在の経済情勢を反映して、ローンの場合は、頭金なしまたは支払い猶予期間を設けるなどの柔軟な対応を実施していく。

ステイホームストアは、ボルボカーズのヨーロッパでの販売量の60%を占める国に、最初に導入される予定だ。その後、さらに多くの市場に拡大展開していく、としている。

ボルボカーズの主力車《photo by Volvo Cars》 ボルボカーズの主力車《photo by Volvo Cars》