東海理化は3月17日、キムラユニティーと共同で「デジタルキーシステム」を活用した社用車向けサービスの実証実験を開始した。
東海理化のデジタルキーシステムを後付けで搭載できる専用の通信型車載器を使用。モバイルアプリから予約したデジタルキーをスマートフォンに配信し、ドアを開錠・施錠する。これにより、物理的なキーの対面での受け渡しをすることなく、社用車が利用できるようになる。両社は今後、2020年度中の実用化を目指し、さらに範囲を広げた実証確認を進める計画だ。
自動車業界では、従来の移動手段としてのクルマだけでなく、クラウドやモバイル通信などの情報通信技術を駆使し、シェアリングを実現する新たなモビリティサービスの提供が求められている。東海理化はモビリティ社会の実現への貢献を目指し、新たなパートナー作りを推進。今回パートナーとなるキムラユニティーは車両管理サービスで実績があり、この連携によって東海理化のデジタルキー配信技術とキムラユニティーの車両管理技術を組み合わせた新たなサービスを提供することが可能となる。
デジタルキーシステムによる社用車向けサービスの実証実験開始、東海理化×キムラユニティー
2020年03月17日(火) 18時45分
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