ダイムラー本社《photo by Daimler》

ダイムラー(Daimler)は、4月1日付けでメルセデスベンツの組織再編を行うと発表した。

今回の組織再編では、主力部門のメルセデスベンツ乗用車の開発、運営、財務の各分野を、最適化するのが狙いだ。メルセデス乗用車の製品戦略と経営を、ひとつのポジションに統合する。

この組織再編によって、製品、電動化、デジタル化の攻勢を強力に推し進める。また、変化する顧客ニーズと複雑な市場の要件に、さらに迅速かつ正確に対応できるようにする。目標は、より緊密で効率的な協力を通じて、車両、技術、サービスの開発および生産プロセスを改善することにあるという。

ダイムラーとメルセデスベンツの取締役会のオラ・ケレニウス会長は、「ダイムラーは、主要な戦略目標のCO2ニュートラルモビリティへの段階的な切り替えと、製品とプロセスのデジタル化を達成するために努力している。自動車産業の変革は、成功するビジネスモデルをさらに発展させる絶好の機会」と述べている。

ダイムラーとメルセデスベンツの取締役会のオラ・ケレニウス会長《photo by Daimler》