F1のバルセロナ合同テストがスタート。初回初日はメルセデス勢が1-2(写真は2番手タイムの#77 ボッタス)。《写真提供 Pirelli》

F1のバルセロナ合同テストが現地19日にスタート。3日間ずつ2回の開催が予定されており、初回の初日は王者メルセデスが1-2タイムで発進した。

ついに動き出した、F1の2020年シーズン。参戦10チームがバルセロナ(スペインGP開催コース)に集い、19〜21日と26〜28日の計6日間にわたる合同テストに臨む。近代F1ではいわゆるアップデートが頻繁に繰り返されていくことにはなるが、今季型マシンのコース上での戦いが開始された格好になる。

カラーリングが本番仕様でないと見られるチームがいたり、主に空力関係の計測機器を装着した状態で走るマシンの姿もあるなどするなか、初回初日の19日は、1回目と2回目、両セッションともメルセデスが最速タイムをマークした。各セッション、原則として各チーム1名の出走(テストドライバーの場合もあり)となっており、午前は#77 バルテリ・ボッタスが1分17秒313でトップ。午後は#44 ルイス・ハミルトンが1分16秒976を記録し、これが初日総合のトップタイムとなった。

ボッタスの午前のタイムが初日総合2番手で、王者メルセデスは1-2発進。もちろん、テストでの最速タイム単純比較は決定的意味を有するものではないが、いきなり貫禄の強さを感じさせている。ホンダ製パワーユニット(PU)搭載勢では、レッドブルの#33 マックス・フェルスタッペンが午前午後とも走ってベスト1分17秒516、初日総合4番手だった。3番手はレーシングポイント(メルセデス製PU搭載)の#11 セルジオ・ペレスで1分17秒375(タイムは全てF1公式テスト記載のもの)。

2回の合同テストが実施されたのち、開幕戦は3月13〜15日にオーストラリア・メルボルンにて開催される。

フェラーリ《写真提供 Pirelli》 レッドブル《写真提供 Pirelli》 マクラーレン《写真提供 Pirelli》 ルノー《写真提供 Pirelli》 アルファタウリ(旧名トロロッソ)《写真提供 Pirelli》 レーシングポイント《写真提供 Pirelli》 アルファロメオ《写真提供 Pirelli》 ハース《写真提供 Pirelli》 計測機器をつけての走行シーンも(写真はウイリアムズ)。《写真提供 Pirelli》