マツダCA型トラック(1950年発売)《写真 マツダ》

気になるニュース・気になる内幕。今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析する新聞ウォッチ。…………

昭和世代には「マツダ」よりも旧社名の「東洋工業」のほうがなじみ深いが、そのマツダが今週1月30日に創業100年を迎えるそうだ。大きな節目となるタイミングをとらえて、きょうから朝日が「けいざい+」という連載企画のテーマに、浮き沈みを繰り返し、独自の技術力で生き抜ていきた「マツダの100年」を5回にわたり掲載するという。

きょうの第1回のタイトルは「社名を前面に 悲願と覚悟」。看板車種の『デミオ』が『マツダ2』に、『アクセラ』が『マツダ3』になるなど、昨春以降、車名を海外と統一。社名を前面に出し、国内の自動車業界の常識を破った背景などを深堀している。

明日以降の連載内容も興味深いが、創業100年といえば、今年は浜松に拠点を構えるスズキも100年を迎える。それぞれに地場を大切にする個性的な自動車メーカーだが、すでに国内では2007年にダイハツ工業が、2017年にスバルも創業100周年を迎えた。次の100年に挑戦するこの4社が、偶然にも次世代技術の開発などで「仲間づくり」を唱えるトヨタ自動車と資本提携を結んでいることも見逃せない。

2020年1月28日付

●新型肺炎、指定感染症きょう決定、政府へ帰国便2機(読売・1面)

●経済肺炎リスク、車産業武漢工場再開見えず(読売・3面)

●減税の裏にロビイスト、自動車メーカー、政策「勝利」(読売・8面)

●公営バスで初自動運転運行、ソフトバンク(読売・8面)

●春闘要求案、トヨタ労組「1万100円」ホンダ労組は「ベア2000円」(朝日・8面)

●マツダの100年、社名を前面に悲願と覚悟(朝日・9面)

●浮上なるか? ボーイング。次世代機「777X」初飛行(毎日・7面)

●今年の輸入車販売「30万台目標」(産経・10面)

●日産、国内エンブレム統一、インフィニティ→NISSAN(日経・14面)

発表記者会見後の記念撮影に収まる4名。左からNavya社のヘンリー・コロン氏、マクニカのイノベーション戦略事業品部長の佐藤篤志氏、境町町長の橋本正裕氏、SBドライブ代表取締役社長の佐治友基氏《写真 会田肇》 ボーイング777X初飛行《photo by Boeing》 日産スカイライン《撮影 安藤貴史》