FCAの車載インフォテインメント「Uconnect」《photo by FCA》

FCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)は1月7日(日本時間1月8日未明)、米国ラスベガスで開幕するCES 2020に、車載インフォテインメントの「Uconnect」の最新バージョンを出展すると発表した。

最新のUconnectは、より便利になり、コンテンツが豊富でパーソナライズされている。FCAのブランドや車両ごとにカスタマイズされたこのシステムは、新車購入の際の重要な要件になりつつある。FCAによると、新車の購入者の約半数が購入時にUconnectを検討しているという。

Uconnectの最新バージョンには、グーグル(Google)傘下のイスラエルのWaze Mobileが開発したナビゲーションアプリ、Waze(ウェイズ)を導入した。渋滞情報をコミュニティでシェアできる世界最大規模の自動車向けナビゲーションアプリで、リアルタイムで渋滞や道路状況をシェアできる特長を備えている。

Wazeでは、多くのドライバーと道路情報をシェアし、毎日の通勤や帰宅のために最も効率的なルートを検索できる。地図は、ユーザーによって編集されてナビに反映。そのため、地図は日々更新され、ルート検索性能を向上させている。

一部車種では、UconnectにWazeのナビゲーションアプリを統合した。これにより、ドライバーはコミュニティの助けを借りながら、最適なルートを検索できる。また、この統合により、スマートフォンの画面上にWazeナビゲーションが表示され、ルートと目的地までの推定走行時間が表示される。

さらに、燃料が少なくなったりタイヤの空気圧が低下したりすると、スマートフォンのディスプレイに警告する。ユーザーはWazeのアプリによって、最もガソリン価格の安いスタンドや最寄りのカーショップを選択することもできる。

FCAの車載インフォテインメント「Uconnect」《photo by FCA》 FCAの車載インフォテインメント「Uconnect」《photo by FCA》