ペダルの見張り番II《画像:データシステム》

データシステムは12月17日、国土交通省による後付け急発進防止装置の先行個別認定にて、「アクセル見守り隊」、「ペダルの見張り番II」が一定の機能等を有する認定対象装置に選ばれたと発表した。

国土交通省では、後付けの急発進等抑制装置について、技術的な調査・確認を行い、一定の機能等を有すると認められるものを国が認定するとともに、使用上の注意点について広く情報提供を行う「先行個別認定」を実施。今回、データシステムが開発・販売する両製品が、認定対象装置に選ばれた。

アクセル見守り隊は、年々増加するアクセルとブレーキの踏み間違いによる事故を未然に防ぐセーフティーアイテム。アクセル信号を常時モニターし、停車中または徐行中(10km/h以下での前進・後退)にアクセルペダルが急激に踏み込まれた際、アクセル信号を制御(アイドリング状態に)し、急発進を防止する。同時に本体から警告音を発し、踏み間違えたことを音でドライバーに伝える。

ペダルの見張り番IIは、アクセル、ブレーキ、車速といった信号を監視してアクセルを制御し、未然に事故を回避するセーフティアイテム。たとえば、発進しようとして(停止時または10km/h以下)ブレーキと間違えてにアクセルペダルを強く踏み込んでしまったときも、警告音とともにアクセルを制御して急発進を防止する。

ペダル踏み間違い急発進等抑制装置ではこのほか、「S-DRIVE誤発進防止システム2(サン自動車工業)」「JARWA_S-DRIVE(日本自動車車体補修協会)」が、ペダル踏み間違い防止装置では「ワンペダル(ナルセ機材)」が、障害物検知機能付きペダル踏み間違い急発進等抑制装置では「踏み間違い加速抑制システム(トヨタ自動車)」「ペダル踏み間違い時加速抑制装置:つくつく防止(ダイハツ工業)」が選ばれている。

なお、今回の認定は製造者等が指定する取付け事業者が取付けや使用上の注意点の説明等を確実に行うことを前提としたものであり、製品単体の認定ではない。

アクセル見守り隊《画像:データシステム》