NAVITIME CONNECT API、マップマッチ機能《画像:ナビタイムジャパン》

ナビタイムジャパンは、法人向けサービス「NAVITIME CONNECT API」にて、12月9日より「マップマッチAPI」を新機能として提供開始した。

NAVITIME CONNECT APIは、ナビタイムジャパンが法人向けに開発支援を行っているサービスの一つ。コネクテッドカーや通信カーナビ向けに、地図・スポットデータ・ナビゲーション・渋滞情報などのクラウドコンテンツを、Web API形式で提供している。

新機能マップマッチAPIは、顧客が取得した位置情報(緯度経度情報)から正確な移動軌跡を推定し、地図データ(道路ネットワーク)と紐付けして最適な位置補正を行った結果を、APIを利用して返却する機能。Web API形式で提供するため、コネクテッドカーをはじめWebサイトなどあらゆる環境からアクセスできる。また、位置情報を扱う業務システムへの適用も可能。安全運転支援サービスにて、デバイスから取得した位置情報に対して、正確な走行状況を推定するなど、需要に応じカスタマイズもできる。

近年、コネクテッドカーやIoTデバイスなどは増加傾向にあり、位置情報を活用するサービスの普及がますます進む中、その重要性が増している。GPS機器などから取得した緯度経度は測位状況によって実際の測位位置(道路)から外れ、連続した測位結果はまばらな緯度経度点列になることがある。新機能を活用することで、実際の測位位置に近い結果を得られ、ナビゲーションシステムなどで扱う位置情報データの精度の向上に貢献する。

なお、マップマッチング技術については、ナビタイムジャパンがこれまでGPS搭載のモバイル向けカーナビサービス開発で培ってきた技術や、同カーナビサービスのプローブデータを活用した地図自動更新技術をもとに、高精度の位置補正を可能としている。