ダイハツ・タント《写真 ダイハツ工業》

ダイハツは12月2日、あいおいニッセイ同和損保の保険商品「ドーン!とおまかせ」の対象車と認定され、車両保険料の10%割引適用が決定したことを発表した。

「ドーン!とおまかせ」は、各自動車メーカーからの実験評価の申し出に基づき、あいおいニッセイ同和損保の衝突実験施設にて衝突実験を行い、新型車のD&R(Damageability:壊れにくさ、Repairability:修理しやすさ)性能を測定評価することにより、合理的な車両保険料を設定することを目的とした耐損傷性・修理性割引だ。

今回、あいおいニッセイ同和損保は「ドーン!とおまかせ」の対象車種に自家用軽四輪乗用車を追加。タントはその適用第1号車とる(適用型式:LA650S、LA660S)。保険始期が2020年1月1日以降、かつ初度登録年月から保険始期の属する年月までの期間が13か月以内であることを条件に割引が適用される。

ダイハツは「高額部品の損傷しない部位への配置」や「簡便廉価な修理方法提供と部品供給」といった改善項目を、新世代のクルマづくり「DNGA(Daihatsu New Global Architecture)」第1弾商品である「タント」に反映。これにより、予防安全機能の進化とD&R性能改善が図られた結果、あいおいニッセイ同和損保の「ドーン!とおまかせ」の対象車と認定され、車両保険料の10%割引適用が決定した。

なおD&R性能の改善は、修理費の低減や割安な保険料に加え、損傷範囲の縮小に伴う交換部品の削減による省資源化や、自動車修理工場における作業負荷軽減・塗装溶剤等環境負荷物質の排出量低減にも寄与する等、環境負荷の軽減にも効果を発揮する。