運転免許証の旧姓併記、12月からカッコ書きで可能に[新聞ウォッチ]

気になるニュース・気になる内幕。今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析する新聞ウォッチ。…………

金融機関の窓口や携帯電話の購入時などでも本人確認用の身分証の代わりにもなる「運転免許証」だが、12月1日からは、結婚で姓が変わったドライバーらを対象に、運転免許証への旧姓も記載できるようになるという。

警察庁が発表したもので、きょうの朝日が1面に、各紙も「運転免許も旧姓併記」とのタイトルで旧姓をカッコ書きで記載した免許証の見本の写真付きで取り上げている。

運転免許センターや一部の警察署で、旧姓が記載された住民票かマイナンバーカードを提示すれば、旧姓を併記できるという。ただ、旧姓は、免許証の氏名の後に、旧姓を使ったフルネームがカッコ書きで記載され、再交付には手数料2250円がかかるが、切り替え前の免許証には、裏面の備考欄に旧姓のフルネームが無料で記載できるそうだ。

このタイミングでなぜ? とも思われるが、政府が女性活躍推進のため、結婚後も旧姓が使いやすくなる環境整備を進めており、住民票とマイナンバーカードは11月5日から旧姓併記が可能になったことに伴う対応という。旧姓を使う人の利便性の向上も期待できそうだが、カッコ書きの併記というのもいかにも”お役所".的な措置でもある。

2019年11月29日付

●トヨタG販売22%減、10月国内台風19号で納車遅れ(読売・10面)

●運転免許も旧姓併記来月から(朝日・1面)

●パナソニック半導体撤退、台湾企業に270億円で売却へ(朝日・3面)

●揺らぐ日米ウィンウィン、関税撤廃率「公表は恣意的」指摘(朝日・7面)

●大型タイヤ脱落、4〜6年目注意、部品交換直前、ハブ・ボトル劣化(朝日・32面)

●社名「ENEOS」に、JXTG(毎日・7面)

●国内生産台数、10月11.9%減、消費増税や台風で(毎日・7面)

●次世代車生産手法日産330億円投資へ(産経・10面)

●スバル、6万6910台リコール(産経・24面)

●持ち合い株を相互売却、ブリヂストンとTOYO 50%ずつ(日経・19面)

●優秀な人材工夫で確保、トヨタの自動運転ソフト会社、新オフィス稼働1200人収容(日経・39面)