ダイムラーのEVトラック向けコンサルティングサービス《photo by Daimler》

ダイムラー(Daimler)は、欧州、北米、日本のトラックの顧客向けに、EVトラックのコンサルティングサービスを導入すると発表した(12日)。

このコンサルティングサービスでは、EVトラックのルート分析、インセンティブ管理、運用コストの分析、運用車両の統合によるサポートなどを提供する。

例えば2020年秋から、「eTruck Ready」と呼ばれる無料アプリを、トラックユーザーに配信する。顧客はこのアプリを利用して、EVトラックに適した走行ルートを決定できる。

また、スマートフォンアプリは、車両の走行ルートを記録する。ルートに沿って、速度、加速度などの走行データを取り込む。積載量や外気温度などの情報も反映させる。これらデータから、プログラムはEVトラックの航続や消費電力を予想する。

アプリで計算されたデータは、eモビリティグループの専門家チームが行う顧客へのコンサルティングのベースになる。カスタマイズされたコンサルティングサービスでは、EVトラックが充電ステーションに立ち寄れる最適なルートを表示できる、としている。

メルセデスベンツ eアクトロス《photo by Daimler》