ZFのロボタクシー《photo by ZF》

ZFは11月7日、主要自動車サプライヤーとして初めて、「MaaS アライアンス」に加盟した、と発表した。

MaaS アライアンスは、ベルギー・ブリュッセルに本部を置く。MaaS (サービスとしてのモビリティ)構築に向けた共通基盤を作り出すことを目指している官民の連携団体だ。日本、韓国、米国を含めて、欧州からアジア環太平洋地域の87の会員で構成されている。欧州など世界各地において、MaaS の発展を促進するため、議論や情報発信など、さまざま活動に取り組んでいる。

大気汚染の原因になる都市中心部での渋滞を解消するには、より良いモビリティの構築が求められている。サービスとしてのモビリティ(MaaS)分野の新しいプロバイダーには、大きな可能性があるという。

MaaS分野では、公共交通機関とタクシー、カーシェア、二輪車シェアのプロバイダーのサービスをリンクして、シームレスなネットワークを形成することを目指している。ゼロエミッションの自動運転で、人や荷物を需要に応じて運ぶロボタクシーが、有望な手段となり得るという。

ZFは、こうしたシステムの開発と普及をさらに加速するために、MaaS アライアンスに加盟した、としている。