ZFは11月5日、次世代の電動パワートレインの開発に向けて、米国のクリー社と戦略的提携を締結した、と発表した。
クリー社は、シリコンカーバイド技術を採用したパワー半導体を手がけている。シリコンカーバイド技術を採用したパワー半導体は、現在一般的なシリコン半導体と比較して、EVなどの電動パワートレイン車の航続を拡大する。とくに、800ボルトの車両電圧システムと組み合わせられたシリコンカーバイド半導体は、さらなる効率の向上に大きく貢献するという。
ZFはクリー社の技術を、世界の大手自動車メーカー数社から受注している電動パワートレインに使用する予定だ。ZFはこの戦略的提携を通じて、2022年までにシリコンカーバイド半導体を、市販の電動パワートレイン車に搭載する計画を掲げている。
ZFは、シリコンカーバイド半導体を使用した新しいインバーターソリューションは、駆動効率の向上と電動車の航続の拡大に役立つ、としている。
ZF、次世代電動パワートレイン開発へ…米クリー社と戦略的提携
2019年11月07日(木) 16時55分
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