妥結を待つ組合員(10月25日、ミシガン州、ハムトラムク)《photo (c) Getty Images》

GM(General Motors)は10月25日、UAW(全米自動車労働組合)が今後4年間の新たな労働協約を承認した、と発表した。これにより、40日間に及んだ長期のストライキが終結している。

GMと労働組合との間では、医療費の負担の軽減や雇用の確保を巡る労使交渉が決裂。GMの米国のすべての工場では、従業員によるストライキが9月中旬から、およそ1か月続いていた。

GMは10月17日、UAWとの間で、新たな労働協約に関して暫定合意したと発表した。しかし、その後もGMの工場では、ストライキが継続されていた。

GMは今回、UAWが今後4年間の新たな労働協約を承認したと発表した。賃金とボーナス、医療保険、雇用などの面で労使が合意に達し、ストライキが終結している。

GMのメアリー・バーラ会長兼CEOは、「GMの成功に従業員が重要な貢献をした。この功績を認める労働協約を締結した。GMは米国の何万人もの従業員に、高賃金の仕事を提供する」と述べている。

米国ミシガン州デトロイト市のGM本社ビル《photo by GM》 GMの米国ミシガン州工場で生産されているシボレー・ボルトEV《photo by GM》 GMの米国テキサス工場で生産されているキャデラック・エスカレード《photo by GM》