ダイハツ工業が東京モーターショーで市販予定車の新型コンパクトSUV(車名は未発表)のお披露目をした。かつてコンパクトSUV『ビーゴ』をラインナップとして展開していた同社だが、令和という時代を迎えて新技術とともに再びコンパクトSUVを発進させる。
今年6月にダイハツ工業は新世代のクルマづくり「DNGA(ダイハツ・グローバル・アーキテクチャー)」に基づいた新技術を発表。新型『タント』に早速採用しており、7月からDNGA第1弾として発売している。この新型コンパクトSUVはその第2弾だ。
車両サイズは全長3995mm×全幅1695mm×全高1620mm。コンパクトSUVと言われる車種の中でも小ぶりのサイズになるため、総排気量996ccターボ付きエンジン搭載ならパワーは申し分ないだろう。
運転席に腰を据えるとダイハツらしさがうかがえる。小ぶりのボディでも狭苦しさは感じることがなく、メーカー担当者も「中は広く作られています。ダイハツは軽自動車で“決められたサイズの中で、いかに車内を広く作るか”という技術を蓄えてきています。それが存分に発揮されています」と説明。見た目はコンパクトだが、広々とした車内がセールスポイントだ。
展示車両はFFだが、市販車では4WDも用意されるという。ボディカラーはツートンカラー3色を含めた全11色を展開。トランスミッションはCVTだ。
「今までのコンパクトカーには満足できなかった層や、使いやすさだけではなくデザイン性と実用性を兼ね備えたクルマが欲しいユーザーに届いて欲しい」とメーカー担当者。アクティブにクルマを楽しむ人々には歓迎されるだろう。
発売時期はまだ発表されていないが、年内投入を予定している。「もうすぐ出ます」というメーカー担当者の声も弾んでいた。
ダイハツが新型コンパクトSUVを発表「デザイン性と実用性を兼ね備える」…東京モーターショー2019
2019年10月23日(水) 19時00分
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