ブリヂストンは、ゴムと樹脂を分子レベルで結びつけた世界初のポリマーの名称を「SUSYM(サシム)」に決定した。
SUSYMは、ブリヂストンが2018年5月に発表した高分子複合体の新合成技術による世界初のポリマー「High Strength Rubber」をさらに進化させたもの。従来のゴムよりも高強度・高耐久であるとともに、耐突き刺し性、再生・修復性、低温耐衝撃性などの性能が飛躍的に向上している。
SUSYMはこの3つの性能にて、ゴムのしなやかさと樹脂の強さを両立しながら、それぞれの特性を自在に引き出すことができるため、タイヤ以外の分野への親和性も高い。また、従来のゴムより高強度・高耐久のため、より少ない材料使用量でタイヤに求められる様々な性能を達成できるほか、再生可能であるため、環境調和型の新素材として持続可能な社会への貢献も期待できる。
SUSYMの名称は、これらの期待を込めて、Sustain(持続させる)、Symphony(調和)、Symbiosis(共生)より命名した。ブリヂストンでは、10月23日から始まる「第46回東京モーターショー2019」でSUSYMの様々な機能や素材を活かしたコンセプトタイヤを展示。SUSYMの認知拡大を図り、タイヤ材料としての枠組みを超えた多様な分野への貢献を目指す。
ブリヂストン、次世代ポリマーの名称を「SUSYM」に決定 ゴムと樹脂を分子レベルで結合
2019年10月20日(日) 08時00分
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