新会社「メルセデスベンツ」の取締役会会長に指名されたダイムラーのトップ兼メルセデスベンツ乗用車部門を統括するオーラ・ケレニウス氏《photo by Mercedes-Benz》

ダイムラー(Daimler)は9月25日、組織再編によって11月に発足する予定の新会社、「メルセデスベンツ」の経営体制を発表した。

この組織再編では、ダイムラーを持ち株会社とし、その傘下にメルセデスベンツ、ダイムラートラック、ダイムラーモビリティの3社を置く。乗用車主体のメルセデスベンツ、商用車主体のダイムラートラック、モビリティサービスと金融部門主体のダイムラーモビリティに分社化し、法的に独立した事業体を創出することにより、グループの企業体質をさらに重視し、強化することを目指す。

組織再編後に誕生する新会社、メルセデスベンツの取締役会会長には、ダイムラーのトップで、メルセデスベンツ乗用車部門を統括するオーラ・ケレニウス氏が就任する。また、もうひとつの新会社のダイムラートラックの取締役会会長には、マーティン・ダウム氏が就任する。

なお、新会社のメルセデスベンツの発足時期については、2019年11月1日を予定している。