GM(General Motors)は9月9日、先進運転支援システム(ADAS)が事故を回避する効果に関する調査結果を発表した。自動ブレーキは追突事故を46%減らす効果を発揮した、としている。
この調査は、米国のミシガン大学の交通研究所と共同で行った。2013〜2017年までの20車種、370万台のGM車が対象だ。米国10州の警察が持つ事故報告データベースを活用し、GM車が搭載する15種類の先進運転支援システムに関して、装着車と未装着車のそれぞれの衝突事故の事例を検証した。
調査結果によると、前方衝突警告機能を備えた自動ブレーキは、追突事故を46%減少させる効果を発揮した。死角警告機能を備えた「レーンチェンジアラート」は、車線変更時の事故を26%減らしたという。
また、車線逸脱警告機能を備えた「レーンキープアシスト」は、車線逸脱事故を20%削減した。前方車両のヘッドランプやテールランプを感知した場合、ハイビームを自動的にロービームに切り替える「インテリビーム」は、夜間の歩行者や自転車、動物との衝突事故を35%減らす効果を発揮している。
さらに、車両後方の安全システムの効果については、リアビジョンカメラが21%、リアパークアシストが38%、リアクロストラフィックアラートが52%、後退時自動ブレーキが81%、事故を減らす効果を発揮した、としている。
GM車の自動ブレーキ、追突事故を46%削減…先進運転支援の効果を調査
2019年09月14日(土) 22時00分
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