ヴァレオ(Valeo)は9月10日、ドイツで開幕したフランクフルトモーターショー2019(Frankfurt Motor Show)において、ジョイントベンチャーのヴァレオシーメンスeオートモーティブによる、高電圧電動システムの「eDrive」を展示している。
eDriveは電気モーター、インバーター、減速装置が一体化しており、出力が同クラスの内燃機関と比べて、小型化、効率化が図られるという。出力は300kW(408hp)、400ボルトの電源システムを採用している。ヴァレオによると、eDrive を搭載した車両(高級車やファミリーカーを想定)は、CO2を排出することなく、0〜100km/hを4秒以内で加速できる。
ヴァレオは、このeDriveを搭載した車を、2019年内に公道で走らせる計画だ。
電動モーター、車載チャージャー、DC/DCコンバーターなど、ヴァレオのエレクトリカルシステムをフルに搭載したファミリー向けPHV試作車『48V PHEVゴルフ』も展示した。都市部では最高速70km/hまでで後続40kmの電動走行が可能で、さらに長距離の走行では内燃エンジンへの切り替えることができる。
<おわび>当初、「eDrive」と「48V PHEVゴルフ」が混ざった記述になっておりました。それぞれ別の展示です。訂正、再出力しました。
ヴァレオの電動化技術、JVのeDriveとPHV…フランクフルトモーターショー2019[おわび]
2019年09月11日(水) 14時50分