予約専用駐車場の実験結果

国土交通省は、時間貸駐車場の一部を予約専用駐車場へ転換する実験の結果を発表した。

東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に関する駐車場対策協議会では、大会期間中の輸送対策の一環として、空き駐車場を探して移動する「うろつき交通」による交通渋滞抑制に向けて、会場周辺の駐車場対策の検討を進めている。

今夏、試行期間の取り組みとして新国立競技場周辺エリアで、時間貸駐車場を既存の駐車場予約システムを活用した予約専用駐車場に転換する実証実験を実施し、運用に関する課題を検証した。

実験結果によると、予約専用にした対象駐車場12カ所53台のうち、49台と9割で予約による利用があった。予約受付開始後、徐々に予約が入り、前日・当日に多数の予約が入った。当日キャンセル分についてもすぐに予約が入ったという。

対象駐車場は満空表示部分の「満」表示、「消灯」、「予約専用駐車場」表示に変更した。予約専用車室へ誤駐車防止のためのバリアポップ(三角コーンなど)設置したことから誤駐車などのトラブルは発生しなかった。

今回の結果を踏まえて、今後テストイベントで更なる検証を進める。

予約専用駐車場の実験結果(事前封鎖期間) 予約専用駐車場の看板表記