ダイムラーのカーシェアリングプログラム「SHARE NOW」《photo by Daimler》

ダイムラー(Daimler)は8月29日、カーシェアリングプログラムの「car2go」(現在の「SHARE NOW」)が、サービス開始から10周年を迎えた、と発表した。

car2goは2009年、ダイムラーが開始した新たなカーシェアリングシステムだ。1回登録しておけば、あとは携帯電話やパソコンから、いつでも予約が可能。車両は専用駐車場に用意され、電子チップを埋め込んだ免許証をウィンドウの読み取り機にかざすだけで、車両のロックは解除される。

料金体系もシンプルだ。走行した距離に関係なく、1分につき課金する制度を導入した。この金額にはガソリン代、保険料、税金が含まれる。車両は駅や空港などで乗り捨てができる。

また、car2goの手続きは、すべてネット上で行える。ユーザーは、car2goアプリをダウンロードした後、スマートフォンを使って、個人データと支払い情報を登録。あとは、運転免許証と自分自身の写真を撮り、セキュリティチェックの後、登録が完了する。登録は数分で済み、すぐに車両を借りることができる。

ダイムラーは2019年、BMWグループとカーシェアリング事業を統合し、SHARE NOWを立ち上げた。現在、スマート、メルセデスベンツ、BMW、MINIの各ブランド車で、カーシェアリングを行っており、カーシェアリング事業のさらなる拡大を目指している。

ダイムラーのカーシェアリングプログラム「SHARE NOW」《photo by Daimler》 ダイムラーのカーシェアリングプログラム「SHARE NOW」《photo by Daimler》 ダイムラーのカーシェアリングプログラム「SHARE NOW」《photo by Daimler》