ダイムラーが開発した「Truck-ID」と「Truck Wallet」のイメージ《photo by Daimler》

ダイムラー(Daimler)は8月8日、メルセデスベンツなどの大型トラックに固有の「ID」を持たせ、高速道路の料金決済などが行えるシステムを開発した、と発表した。

このシステムは、「Truck-ID」と「Truck Wallet」と呼ばれる。トラックはさまざまな分野のアプリケーションを自ら実行できるようになり、ドライバーは運転に集中できる。また、運送会社は、車両の管理を大幅に効率化できるという。

ダイムラーは、メルセデスベンツ『アクトロス』をはじめ、すべてのブランドの最新トラックに、データセンター接続モジュールを搭載している。このモジュールは、トラックのセンサー、カメラなどからデータを受信し、さまざまなシーンでこれを評価する。

さらに、すべての接続サービスとのインターフェースとして、トラックは外部と通信を行う。最新のスマートフォンのように、データセンター接続モジュールはBluetoothまたは4Gを介してインフラストラクチャと通信し、他の車両などとも通信できる。

ダイムラートラックは、協力パートナーとともに、Truck-IDとTruck Walletの開発を推進する。さらなるパイロットテストも計画中、としている。

メルセデスベンツ・アクトロス《photo by Daimler》 メルセデスベンツ・アクトロス《photo by Daimler》