日産自動車は、助手席から親・祖父母の運転を見守り、その能力を確認することを薦める「#助手席孝行」の呼びかけを開始した。
#助手席孝行とは、帰省などのタイミングを活用し、親孝行を兼ねてドライブをともにすることで、親・祖父毋の運転能力を簡易的に確認するアクション。日産車がかかわる交通事故による死亡・重傷者数ゼロを目指す同社社員の想いから生まれたもので、まずは自分の親・祖父母との 「気軽な会話」 から、今後の運転について考えるきっかけをもってもらいたいとの思いが込められている。
同社が公開した#助手席孝行のコンセプトムービーでは、日産自動車社員3名とその親が、久しぶりのドライブに出かけた様子を、車載カメラの映像で紹介。いずれの親も現役ドライバーで運転には慣れているが、客観的に助手席から確認すると、気になる点も見受けられる。また#助手席孝行には、親とドライブすることが親孝行にもつながるという側面も。ムービーでは、久しぶりのドライブが親子の思い出や、新たな会話を引き出すきっかけとなる様子も収められている。
また、運転能力を確認するチェックポイントは、高齢ドライバーに詳しいNPO法人「高齢者安全運転支援研究会」の監修を受けながら、誰もが簡易的に試せるよう、大きく5つのポイントに絞り、その頭文字から 「みぎあしは」の合言葉にまとめている。
「み」は「ミラーちゃんと見てる?」。「ぎ」は「ギアチェンジ迷ってない?」。「あ」は「アクセルとブレーキ急じゃない?」。「し」は「シャカンキョリ保ててる?」。「は」は「ハンドル遅れてない?」。
具体的な方法として「みぎあしは」の詳細が分かるハウツームービー、実際に#助手席孝行を行う際に参考となる特設HPもあわせて公開した。
さらに日産グローバル本社ギャラリーでは8月2日・3日の2日間、日産車の試乗を#助手席孝行の体験の場とする企画も用意。希望者には「みぎあしは」 のチェックシートをもとに、実際に助手席からドライバーのどこをチェックすれば良いかを学びながら試乗できる。また高齢者安全運転支援研究会の平塚雅之事務局長による 「#助手席孝行」講演会も開催する。
日産ではこのほか、ツイッターを介した呼びかけ、首都圏電車内広告での告知など、「#助手席孝行」を広く呼びかけていく。
日産、親の運転を隣で見守るアクション「#助手席孝行」を開始
2019年08月01日(木) 12時52分
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