移動型郵便局「ポストカー」《画像:日本郵便》

日本郵便は、日本各地の「絵はがき映えする」風景を巡る移動型郵便局「ポストカー」の運行を7月19日より開始した。

日本郵便では、手紙交流の価値を見直し、新たな可能性を探るプロジェクト「& Post(アンド・ポスト)」を展開しており、今回ののポストカー運行もその一環。ポストカーは、「心に残る風景に出会った瞬間に、絵はがきを書く・差し出すための環境を提供する」ことをコンセプトに実施する。

車両は郵便収集車として使われていた6代目『ハイラックス』をベースにカスタマイズしたレトロ仕様。各地の郵便局員が絵はがきコンシェルジュとなり、撮影した写真をその場で絵はがきにするサービスをはじめ、オリジナルデザイン絵はがきの配布と文房具の貸し出し、地域の特色ある絵はがきや切手の販売などを行う。

さらに3種類の投函口がある特別なポストを搭載。家族や友人などに宛てる「誰かへの手紙」、その日の記念に自分に宛てて出す「自分への手紙」、誰に宛てるでもない思いや言えない思いを宛先を書かずに出す「宛先のない手紙」の3つを受け付ける。「宛先のない手紙」の一部は、東京・丸の内の旧東京中央郵便局長室に展示する。

ポストカーは7月19日、東京中央郵便局からスタート。20〜21日はデビューを飾る体験イベントを丸の内 KITTE 1階のアトリウムで開催する。その後、日本三大花火大会の1つである「長岡花火大会」(新潟県・8月2〜3日)、日本一美しい盆踊りとされる「おわら風の盆」(富山県・9月1日)などの会場を巡る。

移動型郵便局「ポストカー」《画像:日本郵便》