改善箇所《画像:国土交通省》

ジャガー・ランドローバー・ジャパンは7月11日、ジャガー「Xタイプ 2.0 V6」および同「エステート」の燃料ポンプに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。対象となるのは2002年3月19日〜2008年3月28日に輸入された3477台。

燃料タンクのポンプモーター配線端子接続部のはんだ下処理が不十分なため、はんだ割れ、はがれにより接触不良となることがある。そのため、はんだ接続部が発熱し断線して、燃料供給が止まりエンジンが停止する、または、端子周囲が熔損し穴が開き、燃料が漏れ、最悪の場合、火災に至るおそれがある。

改善措置として、全車両、燃料ポンプを対策品に交換する。不具合は5件発生、事故は起きていない。

ジャガー・ランドローバー・ジャパンでは、2012年10月23日にリコールを届け出ていたが、対策部品に不具合が発生したため、再度リコールを届け出て、改めて再改善した対策部品と交換を行う。