ZFの新世代8速AT《photo by ZF》

ZFは7月3日、FCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)から新世代の8速ATの受注を獲得した、と発表した。

新世代の8速ATは主に、ハイブリッド車など電動パワートレイン車向けとなる。ZFは2009年から、8速ATを生産している。新開発となる最新バージョンの8速ATでは、モーターなどの電動パワートレインと一体設計されているのが特長になる。

新世代の8速ATは、駆動方式がFRと4WDのほぼすべてのクラスの車両に搭載することが可能だ。アップグレードされたトランスミッションは、将来のeモビリティの要件に合わせて開発されている。

なお、新世代の8速ATは、ZFのドイツ・ザールブリュッケン工場において、2022年から量産を開始する予定だ。ZFはまた、将来的に米国と中国など、他の国でも生産を行う計画だ。