スズキ本社

スズキは6月20日、自動車リサイクル法に基づき、2018年度(2018年4月〜2019年3月)の特定再資源化物品(自動車シュレッダーダスト:ASR、エアバッグ類、フロン類)に関する再資源化等実績を公表した。

スズキは、自動車リサイクル法により自動車製造業者等に義務付けられている特定再資源化等物品について、ユーザーから預託を受けたリサイクル料金により適正処理・再資源化を推進。エアバッグ類、フロン類については、自動車再資源化協力機構、ASRについては、自動車破砕残さリサイクル促進チーム「ART」に処理を委託し、特定再資源化等物品のリサイクルを適正、円滑かつ効率的に実施している。

2018年度の実績は、ASRの取引量は5万8134トン、取り扱った使用済み自動車は43万8378台だった。再資源化率は実績値97.7%となり、2015年度以降の法定基準値である70%を2008年度から継続して上回った。

エアバッグ類は、32万6038台から138万9826個を引取り、再資源化率は94.2%。法定基準値85%を上回った。フロン類の回収量は9万2097kg、取り扱った使用済み自動車は40万2332台だった。

再資源化に要した費用は総額34億2233万円、資金管理法人から払い渡しを受けた預託金は39億5899万円で、収支は5億3666万円の黒字となった。なお、2018年度収支から、自動車リサイクル推進のために、自動車リサイクル高度化財団に4億5000万円を拠出。また、再資源化に要した費用の他に、自動車リサイクル促進センターの運営関連費用やASRリサイクル関連費用1億円を負担している。