GMの新世代のデジタル車両プラットフォーム《photo by GM》

GM(General Motors)は5月20日、新世代のデジタル車両プラットフォームを発表した。まずはキャデラックの新型セダン、『CT5』から導入を開始し、2023年までに世界中のすべてのGM車に採用していく。

新世代のデジタル車両プラットフォームは、今後の新型車、EV、アクティブセーフティ、インフォテインメント&コネクティビティ機能、そして自動運転を含めた先進運転支援システム(ADAS)に必要なものとして開発された。

GMによると、電動パワートレインや先進運転支援システム、アクティブセーフティシステムなどの機能をすべて連携させて作動させるには、より多くの電気帯域幅とコネクティビティが重要になるという。

新世代のデジタル車両プラットフォームでは、1時間あたり最大4.5テラバイトのデータ処理能力を持つ電子システムに電力を供給する。これは、GMの現在の電気アーキテクチャに対して、5倍の性能向上に相当する。

また、この新世代のデジタル車両プラットフォームは、スマートフォンのように無線によるソフトウェア更新が可能だ。システムは車両のモデルライフを通して、機能をアップグレードし続ける、としている。

キャデラック CT5《photo by GM》 キャデラック CT5《photo by GM》