三菱自動車は5月17日、益子修会長CEOがCEOを退任して代表執行役の会長となると発表した。
後任のCEOには、三菱自動車のプロパーで、インドネシア子会社のミツビシモータークラマユダーインドネシア(MMKI)社長の加藤隆雄氏が就任する。指名・報酬委員会の審議を経て同日の取締役会で決定したもので、6月21日開催の定時株主総会で提案する。
益子氏は三菱商事出身で、長年にわたって社長を務めてきたが、会長を務めていた時、燃費不正事件が発覚して当時の社長が辞任したため、社長兼会長に就任。ただ、日産との資本提携を機に退任することを明言していたが、日産のトップだったカルロス・ゴーン氏が益子氏を強く慰留、CEOにとどまっていた。ゴーン氏の会長職を解任してからは益子氏が会長兼CEOを務めていた。
ルノー出身のグプタ・アシュワニCOOが代表執行役COOとなる。池谷光司副社長執行役員・CFOが代表執行役副社長となってCFOは外れる。生産担当の安藤剛史副社長執行役員も代表執行役副社長となる。白地浩三監査役は新任の取締役となる。
日産の坂本秀行副社長、三菱UFJ銀行の園潔会長など、社外取締役6人が加わる。取締役15人のうち、社外取締役が12人となり、経営の監督の業務の執行を分離する。
元会長のカルロス・ゴーン取締役は退任する。
CEOに就任する加藤氏は1984年に三菱自動車に入社、名古屋製作所やロシア組立事務推進室などを経て、2014年4月には名古屋製作所の副社長、2015年4月からMMKIの社長を務めている。57歳。
三菱自動車の益子氏がCEO職を退く、会長は留任…新CEOに加藤氏
2019年05月18日(土) 06時45分
関連ニュース
- 三菱自動車の出展テーマは「モータースポーツ」、篠塚建次郎氏を追悼…オートモビル カウンシル2024予定 (04月11日 07時30分)
- 三菱自動車と日産の軽EV、生産10万台を突破---eKクロスEV & サクラ (03月22日 14時00分)
- 三菱自動車、新型『トライトン』やそのカスタムなど7台を出展予定…東京オートサロン2024 (01月10日 07時15分)
- デリカD:5 に伝統の冬季特別仕様「シャモニー」発売、デリカミニにはオプションを設定…三菱自動車 (11月25日 09時30分)
- 『トライトン』が2024年より日本で発売決定! 未来の『デリカ』も登場した三菱自動車…ジャパンモビリティショー2023 (10月26日 10時30分)