マツダ本社(広島)

マツダは5月9日、2019年3月期(2018年4月〜2019年3月)の連結決算を発表。販売費の増加や為替変動の影響により、営業利益は前年同比43.3%減の830億円、2期ぶりの減益となった。

2019年3月期連結会計年度のグローバル販売台数は、日本およびタイやベトナム等のアセアン地域での販売が増加した一方で、中国や米国、豪州で販売が減少したことにより、同4.2%減の156万1000台となった。市場別内訳は、国内が同2.0%増の21万5000台、北米は同3.2%減の42万1000台、欧州が前期比同水準の27万台、中国は同23.3%減の24万7000台。その他地域は同3.7%増の40万9000台だった。

出荷台数はやや減少したものの、売上高は同2.6%増の3兆5647億円。しかし営業利益は、販売費用の増加、OEM供給や中国向けKD出荷の減少、為替変動の影響などにより、同43.3%減の830億円となった。経常利益は同32.2%減の1168億円。純利益は同43.4%減の635億円となった。

今期の連結業績見通しは、売上高3兆7000億円(前期比3.8%増)、営業利益1100億円(同32.5%増)、経常利益1250億円(同7.0%増)、純利益800億円(同26.0%増)。グローバル販売台数は161万8000台(同3.6%増)とした。