消費者と企業の社会貢献活動に関する実態調査。社会貢献活動や地域貢献活動に取り組むイメージを持つ企業(3社まで自由回答方式)

消費者が選ぶ社会貢献企業1位は「サントリー」、2位は「トヨタ」、そして4割以上が、「企業の社会貢献活動で、商品購入意欲が増す」と答えた。『消費者と企業の社会貢献活動に関する実態調査』の結果だ。

ジャストシステムは、マーケティングリサーチに関する情報サイト「Marketing Research Camp(マーケティング・リサーチ・キャンプ)」で、ネットリサーチサービス「Fastask」を利用して調査を実施、4月25日に結果を公表した。

社会貢献活動や地域貢献活動に取り組むイメージを持つ企業を3社まで自由回答方式で答えてもらったところ、全部で59社の企業があがった。最も多くの人から回答が集まったのは「サントリーグループ」(14.1%)となった。次いで「トヨタ自動車株式会社」(11.6%)、「イオン株式会社」(5.7%)、「キリングループ」(5.0%)、「パナソニック株式会社」(4.4%)だった。

自動車関連では10位:「本田技研工業株式会社」(ホンダ)、13位:「株式会社ブリヂストン」、13位:「株式会社ENEOSフロンティア」、17位:「コスモ石油株式会社」、22位:「日産株式会社」(資料ママ)、45位:「出光興産株式会社」(調査当時)となっている。

企業の社会貢献活動により、その企業に対して「良い印象を持つことが多い」と答えた人は16.7%、「良い印象を持つこともある」人は40.8%、一方、「印象に影響はない」人は14.1%、「印象に影響がないことが多い」人は12.7%だった。

また、企業の社会貢献活動などを知ることで、その企業が提供する商品・サービスについて「購買や利用の意欲が増す」人は11.9%、「購買や利用の意欲が少しは増す」人は33.0%で、4割以上の消費者に好影響を与えている。一方、「購買や利用意欲に影響はない」人は16.9%、「購買や利用意欲にはあまり影響はない」人は22.2%だった。

日常生活で購入する商品やサービスを選択する際に、社会貢献や地域貢献を「意識して選んでいる」人は6.7%、「意識して選ぶこともある」人は31.4%だった。一方、「意識して選ぶことはない」人は32.2%、「意識して選ぶことはあまりない」人は29.7%となった。

社会貢献活動に取り組む企業を1社以上思い浮かべられる人に、その活動を知った方法を聞いたところ、「インターネット記事やネット広告」を挙げた人が最も多く(46.9%)、次いで「テレビCMやテレビ番組」(42.1%)、「商品そのものから」(29.0%)だった(複数回答あり)。

調査概要
●調査期間:3月22日(金)〜28日(木)
●調査対象:Fastaskのモニタのうち、20〜69歳の男女1000名
●調査方法:セルフ型ネットリサーチ Fastaskでのアンケート調査