日産自動車の海外向け高級車ブランド、インフィニティ(Infiniti)は3月12日、西欧市場から2020年に撤退することを柱としたリストラ計画を発表した。
今回のリストラ計画は、インフィニティにとって最大の成長市場の北米と中国に、経営資源を集中させるのが狙い。北米でのSUVラインナップにさらに強化し、中国では今後5年間に、新型車5車種を投入していく。同じく成長市場の東欧、中東、アジアの事業にも変更はない。
その一方、西欧市場からは2020年に撤退する。現地のディーラーは、車両のメンテナンスなどのアフターサービスの受け入れ先が決定するまで、営業を継続する。
このリストラ計画の一環として、コンパクトカーの『Q30』とコンパクトクロスオーバー車の『QX30』の英国サンダーランド工場での生産は、2019年半ばまでに終了する予定だ。Q30とQX30は、ルノー日産アライアンスとダイムラーの提携の成果として開発され、車台はメルセデスベンツ『Aクラス』の先代モデルと共用している。
インフィニティ、2020年に西欧市場から撤退…小型車の英国生産も終了へ
2019年03月13日(水) 06時00分
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