BMWグループは3月11日、改良新型BMW『7シリーズ』(BMW 7 Series)の量産第一号車が、ドイツ・ディンゴルフィン工場からラインオフした、と発表した。
ディンゴルフィン工場は、BMWグループのドイツの主力工場。同工場では、『5シリーズ』と7シリーズを組み立てており、BMWブランドの中大型車の生産拠点となる。
BMWグループは、改良新型BMW 7シリーズを組み立てるディンゴルフィン工場の生産プロセスに、最新デジタル技術を導入した。例えば、ドアの組み付け工程では、部品は自動運転の台車によって製造ラインに供給される。完成ラインでは、ロボットがギャップやアライメントのミスがないか、測定を行う。
また、ディンゴルフィン工場の従業員は、ウェアラブルデバイスを着用。身体に装着されたモバイルコンピュータが、組み立て作業を支援する。例えば、オプション装着車を組み立てる際、スマートウォッチの振動アラームを作動させて、従業員に注意を促す。
さらに、事前に従業員が、改良新型7シリーズの組み立てプロセスを、VRメガネを装着して学習。これにより、量産立ち上げ前に、改良新型7シリーズの生産に従業員が慣れることができた、としている。
BMW 7シリーズ 改良新型、量産第一号車がラインオフ…最新デジタル工場から
2019年03月12日(火) 15時30分
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