ポテンザRE-12D TYPE A(東京オートサロン2019)《撮影 小松哲也》

ブリヂストンは2月15日、2018年12月期(1〜12月)の連結決算を発表。タイヤ販売は堅調だったものの、加工品、スポーツ用品、自転車などの多角化事業再構築に係る一時的費用により、営業利益は前期比3.9%減の4027億円で3年連続の減益となった。

乗用車用タイヤは、日本や北米で新車用が堅調だったが、補修用タイヤが中国、北米で落ち込んだ。トラック・バス用は補修用が日本や中国で伸び悩んだものの、新車用が北米や欧州で大きく伸びた。建設・鉱山車両用タイヤも伸び、タイヤ部門の売上は同0.6%増の3兆0514億円、営業利益は同1.7%増の3939億円となった。多角化部門は、売上高が同1.4%減の6187億円、営業利益は同72.0%減の89億円の大幅減となった。

この結果、全体の売上高は同0.2%増の3兆6501億円で2年連続の増収。営業利益は同3.9%減の4027億円、経常利益は同4.9%減の3811億円でともに3年連続の減益。純利益は前年に米国での民事訴訟関連の特別損失を計上していたことから、同1.2%増の2916億円となり、2年連続の増益となった。

今期の業績見通しについては、売上高3兆6900億円(前期比1.1%増)、営業利益4100億円(同1.8%増)、経常利益4000億円(同5.0%増)、純利益3000億円(同2.9%増)とした。

ブリヂストンブース(東京オートサロン2019)《撮影 小松哲也》 ブリヂストンブース(東京オートサロン2019)《撮影 小松哲也》 ブリヂストン(東京オートサロン2019)《撮影 清水知恵子》