VW  T-ROC カブリオレ スクープ写真《APOLLO NEWS SERVICE》

VWのコンパクト・クロスオーバーSUV、『T-ROC』のオープン派生モデルとなる『T-ROCカブリオレ』開発車両を豪雪のフィンランド山中でカメラが捉えた。

捉えた開発車両のフロントマスクは、薄型ヘッドライト、2本のバーを備えるグリル、ハニカムメッシュのエアインテークなど、ベースモデルとほぼ同じ。しかし2ドアとなったショートホイールベース、格納式ファブリックルーフなどAピラー以降は専用デザインとなっている。またリアエンドには、ストップランプ付きトランクリッドスポイラー、ベースモデルと同じテールライトの一部も見てとれる。

パワートレインは、エントリーモデルに最高出力115psを発揮する1.0リットル直列3気筒ガソリンターボを設定。その上には最高出力147psを発揮する1.5リットル直列4気筒「TSI」ガソリンターボ、トップグレードには、最高出力190ps、最大トルク400Nmを発揮する2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンがラインアップされるだろう。また遅れて48Vマイルドハイブリッドシステム搭載モデルも追加される可能性がある。

ワールドプレミアは2019年内が有力で、2020年前半にはドイツ・オスナブリュックにあるVWの工場からラインオフされる予定だ。

ニッチ市場であるオープンSUVには、日産の海外専売『ムラーノ クロスカブリオレ』や、レンジローバー『イヴォーク コンバーチブル』が存在するが、成功したとは言い難く、ビジネス的に難しい市場とされている。VW初のオープンSUVがどこまで健闘するか注目される。

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