朔日餅も食べられる。EXPASA御在所上り線赤福《撮影 中込健太郎》

伊勢神宮に毎月1日にお参りする「朔日参り」。それに合わせて赤福が限定で発売する『朔日餅』もまたファンが多い。人気の朔日餅を東名阪自動車道EXPASA御在所下り線の赤福のお店で食べることができる。

「一生に一度はお伊勢参り」というくらい、今も昔も伊勢神宮にお参りしたいという人は多く、何度も参詣に訪れる人も少なくない。お参りした際に人気なのが店の名前にもなっている「赤福」だ。その赤福の、伊勢神宮内宮に通じるおかげ横丁の本店で、元日(1月)を除く毎月1日に早朝から販売されるのが朔日餅だ。

赤福から参拝者への労いともてなし。そんなことを感じるこのお菓子、毎月種類が異なる。季節や、暦などを意識して素材選びや細工がなされている。毎月1日にはこれを買い求める人の為に臨時駐車場が設けられ、店舗との間にシャトルバスが走るほどだ。

実は、筆者も少し前に朔日参りに訪れることができた。その際に朔日餅も購入した。未明から五十鈴川にかかる新橋をまたいで列をなすほど人気の商品だ。購入するにはこの列に並ぶほかないと思っていたのだが、なんと、東名阪自動車道のEXPASA御在所上り線にある赤福のお店でも食べられるというのだ。

店の人によれば「毎月1日の正午からこちらでもお出ししています」とのこと。ただし、お土産用に購入することはできない。縁台に座って、朔日餅とお茶で一息つけば、心だけはお朔日参り、となるかもしれない。

EXPASA御在所上り線の赤福では、普通の赤福に加え、冬は赤福ぜんざいも楽しむことができる。小腹がすいたとき、また食の細い方、中途半端な時間だが何かおなかに入れたいときといった、高速道路で起こりがちな「空腹問題」にも、ちょうどいいサイズの赤福、赤福ぜんざいはうれしいものだ。

この時期は赤福ぜんざいが人気。甘さが上品なぜんざいは味もあることながら、小食の方や、時間が中途半端な方などおススメだ。《撮影 中込健太郎》 縁台に座って一休みすれば気分はお伊勢参りそのもの?《撮影 中込健太郎》 最近筆者も出かけたばかりだったので、この案内を見つけたときはうれしくなり写真を撮らせて頂いた。《撮影 中込健太郎》 朔日は早朝から参詣する人が多く、朔日餅も人気であるため、臨時駐車場ができる。《撮影 中込健太郎》 1日の未明の赤福前は大賑わいだ。《撮影 中込健太郎》 赤福以外にも開けているお店は少なくない。新しい一か月のスタートを気持ちよく切りたいという人たちの多い場所はすがすがしささえ感じる。《撮影 中込健太郎》 筆者も入手することができた。11月はえびす餅。ちなみに、EXPASA御在所ではお土産を購入することはできない。《撮影 中込健太郎》 朔日参りで未明から鳥居をくぐる人はかなり多い。《撮影 中込健太郎》 五十鈴川のほとりで一休み。赤福のお店は環境も素晴らしい。お参りをして戻ると白々としてきた。《撮影 中込健太郎》 11月の朔日餅は商売繁盛を祈念して「えびす餅」ゆずを利かせタコバンに見立てたお餅と、コクがある黒糖が利いた打ち出の小槌に見立てたお餅のペアだった。《撮影 中込健太郎》