ホンダ(Honda)の米国部門は1月10日、歩行訓練機器の「ホンダ歩行アシスト」が、米国・食品医薬品局(FDA)の市販前承認を取得した、と発表した。
医療機器に該当する製品を国内外の製造業者が米国で販売するためには、日本の厚生労働省にあたる米国・保健福祉省が所管する連邦政府機関のFDAから承認を取得する必要がある。
すでにホンダは、欧州の医療機器指令から、ホンダ歩行アシスト市販前承認を取得した。今回の米国での市販前承認の取得により、ホンダ歩行アシストの米国における技術的な実証実験だけでなく、事業展開が可能になり、世界展開が図られることになる。
米国では、2014年にリハビリテーション施設のシャーリー・ライアン・アビリティー研究所と共同で、ホンダ歩行アシストの有効性に関する実証実験を行った。ホンダは、それらの成果が今回のFDAによる市販前承認の取得にもつながった、としている。
ホンダ歩行アシスト、世界展開が可能に…米当局の承認取得
2019年01月11日(金) 14時53分