記者会見に臨む西川社長。 (c) Getty Images

日産自動車(Nissan)は12月17日、取締役会を開催し、カルロス・ゴーン前取締役会長の後継者の選任について、継続協議していくと発表した。

同時に日産は、「ガバナンス改善特別委員会」を設置することを、取締役会において決議したことも発表した。ガバナンス改善特別委員会は、日産のガバナンスを改善するのが目的だ。

ガバナンス改善特別委員会では、ゴーン前取締役会長らによる重大な不正行為に関する調査結果に基づいて、日産のガバナンスの問題点に関する根本要因の解明を行う。

そのうえで、日産の取締役報酬の決定プロセスの改善をはじめ、ガバナンスの改善策を提言するとともに、将来にわたり世界をリードしていく企業として事業活動を行っていくための基盤となる健全なガバナンス体制の在り方を提言する、としている。

記者会見に臨む西川社長。 (c) Getty Images