ポルシェの新急速充電システム

ポルシェ(Porsche)は12月13日、新たな急速充電プロジェクト「Fast Charge」の実証実験を行い、EVのテスト車両のバッテリーの100km走行分を、3分以内に充電することに成功した、と発表した。

急速充電プロジェクトのFast Chargeでは、ドイツ国内の高速道路近くに、最大450kWの出力を持つ充電ステーションを設置した。この急速充電ステーションは、「コンバインド・チャージング・システム」(コンボ方式)に対応する。

出力を最大450kWまで増加させることで、充電時間を大幅に短縮することができる。FastChargeの出力は、一般的なDC急速充電ステーションの出力の3〜9倍に達するという。

ポルシェのEVテスト車両は、乗用車で初めて、400kWの出力の急速充電に対応する。蓄電容量90kWhのバッテリーを搭載したテスト車両は、バッテリーの100km走行分を、3分以内に充電することに成功した、なおポルシェは、新しい急速充電ステーションは、400ボルトと800ボルトのバッテリーシステムの車両に使用できる、としている。