コンチネンタルの自動運転タクシープロトタイプ、CUbE

コンチネンタル(Continental)は12月12日、「モビリティ・スタディ2018」の調査結果を発表した。将来、自動運転タクシーを利用したいと回答した日本人は、45%に達している。

「モビリティ・スタディ」は、コンチネンタルが毎年公表しているもの。市場調査/社会調査会社のinfas社と共同で、日本、ドイツ、米国、中国において、一般ドライバーおよそ5000名を対象に調査を行った。科学分野や自動車業界の有識者へのインタビューも行い、先進運転支援システム(ADAS)や自動運転の受容に関する世界で最も総合的な調査のひとつとなっている。

今回の調査では、自動運転が重要なテーマとなった。「将来、自動運転タクシーを利用したいか」という質問に対しては、調査に回答した日本人の45%が「はい」と答えている。ドイツでは、41%が自動運転タクシーの利用を検討している。しかし、女性は自動運転タクシーに懐疑的で、3分の2は自動運転タクシーを使わないと答えた。また、米国の自動運転タクシー利用派は48%。一方、中国では自動運転タクシーに興味のある人が8割に達し、日米、ドイツとの開きが大きい。

カーシェアリングなどのモビリティサービスに関しては、日本、米国、ドイツの3か国とも、30歳以下のドライバーおよそ半分が利用に肯定的だ。しかし、60歳以上のドライバーになると、米国とドイツのほとんどのドライバーが、利用に否定的。日本では3分の1が利用を受け入れない、としている。

一方、中国では、カーシェアリングなどのモビリティサービスを、全体の75%が受け入れると回答した。60歳以上のドライバーに限っても、3分の2が利用に肯定的だという。