リコー電子デバイスの新製品「R5116 / R5117 シリーズ (HSOP-8E)」

リコー電子デバイスは、車載電装機器向け高耐圧ボルテージレギュレータにボルテージディテクタを2つ内蔵した電源IC「R5116 / R5117 シリーズ」を12月11日より発売した。

ADASや自動運転など高い安全性が求められるアプリケーションが車載電装システムでは増加しており、安全要求の高いシステムの実現をアシストする電源ICの要求が高まっている。

R5116 シリーズは、出力電圧の上下を監視するボルテージディテクタを内蔵しており、高精度にオーバーボルテージ、アンダーボルテージを検出することが可能。R5117 シリーズは、入力電圧と出力電圧の低下をそれぞれ監視するボルテージディテクタを内蔵しており、入力電圧の低下をいち早く後段のデバイスに知らせることで、確実なバックアップや誤動作防止に貢献する。

同製品は、ボルテージレギュレータと2つのボルテージディテクタを1つにまとめることで、部品点数の削減と共に実装面積の削減に貢献する。

パッケージはHSOP-8Eと、より高放熱なHQFN0808-28 (開発中) をラインアップし、実装面積と熱設計の要求に応じて選択することが可能。

さらに、車載電装機器向け(動作温度:−40度C〜125度C)だけでなく、産業機器向け(−50度C〜125度C)や民生機器向け(−40度C〜105度C)もラインアップしており、幅広いアプリケーションで使用できる。

サンプル価格は、 1000個購入時の参考価格で200円(税抜)。月産規模は200万個。