バスタ新宿《撮影 高木啓》

国土交通省は12月10日、バスターミナルなど、不特定多数が集まる公共交通機関の施設に対する警戒強化対策の一環として新宿南口交通ターミナル(バスタ新宿)で先進的警備システムの実証実験を実施すると発表した。

海外から多くの人が来日することが見込まれる2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催を控え、国土交通省は、バスターミナルなど、不特定多数が集まる公共交通機関の施設に対する先進的警備システムの導入促進を目的に実証実験を行うため、事業者を募集した。

今回、応募した事業者とともに新宿南口交通ターミナルの3階と4階のフロアで、先進的警備システムの実証実験を、12月17日から12月20日まで実施する。実験場所に取り付けたカメラを用いて、不審行動者や不審物(参加事業者による模擬行動など)を検知させるなどの実験を行なう。

実験に参加するのはアシストユウ、クリューシステムズ、セコム、セントラル警備保障、綜合警備保障、パナソニックシステムソリューションズジャパン、富士通マーケティング。

バスタ新宿で実施する先進的警備システム実証実験を案内するポスター