ティアフォーは、米Apex.AI、英Linaroと共同で自動運転OSの業界標準を目指す世界初の国際業界団体「ザ・オートウェア・ファウンデーション」(AWF)を設立すると発表した。
AWFは、誰でも無償で使える自動運転OSとして国際的に導入が広がる日本の「オートウェア」を、世界で普及させ、国や企業を問わず自動運転の早期実現が促されるように参画企業が一丸となって実用化に取り組むために設立する。
AWFには、トヨタ・リサーチ・インスティチュート-アドバンスド・デベロップメント(TRI-AD)、名古屋大学、ベロダイン、ARM、ファーウェイ、インテル、LG電子、ザイリンクスなど、約20の企業・団体が参画。
AWFではオートウェア・AI、オートウェア・オート、アートウェア・IOという3つのカテゴリの中で、オートウェアに関するプロジェクトを発足させ、発展させていくための非営利団体。
自動運転技術で先行するグーグルに対抗するため、自動車業界が団結する。
オートウェア・AIは、2015年から続く従来のオートウェアプロジェクトを踏襲するカテゴリで、主に研究開発用途として国内外で既に100社以上、30種類以上の自動運転車に導入されている。
オートウェア・オートは、オートウェア・AIを機能安全の観点から見直し、次世代のロボットOS(ROS)である「ROS 2フレームワーク」を用いて再設計された新しい車載用オートウェアの開発に関するカテゴリ。
オートウェア・IOは、オートウェア向けの様々なECU、アーキテクチャ、車両制御インタフェース、サードパーティ製ソフトウェア、ツール関係を取りまとめるカテゴリ。
AWFでは、自動運転技術の発展に貢献したいという考えをもつあらゆる企業・団体の参画を受け入れるとしている。
自動運転OSの国際標準を目指す業界団体を設立、ティアフォーやトヨタなどが参画
2018年12月11日(火) 09時36分
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