ZFの乗用車向け8速ハイブリッドトランスミッション

ZFは12月7日、今後4年間にドイツ・ザールブリュッケン工場へ8億ユーロ(約1030億円)を投資すると発表した。

今回の投資は、電動化の促進のための総額30億ユーロ(約3850億円)の投資の一部だ。ザールブリュッケン工場は、ZFの主力トランスミッション工場のひとつ。同工場では8億ユーロの投資を、ハイブリッド車などの電動車向けのトランスミッションの生産にシフトするための改修費用に充当する。

ZFによると、ハイブリッドなどの電動化技術には大きな需要があるという。EVモードの航続が80〜100kmに伸びれば、日常走行のほとんどがEVモードだけで対応できるためだ。ZFは進化したハイブリッドドライブは、内燃機関車からEVへの橋渡し技術以上のものになると見込む。

ZFは、トランスミッションの生産に占めるハイブリッドドライブの割合は、今後数年間で10倍に増え、5割に到達する見通し、としている。